コンセプトは「鳥や虫の訪れる自然な庭」。
うつくしく計算された配置や概観もさりながら、「呼吸していて気持ちいい庭」をめざしています。
だから葉がさらさらとやさしく揺れる樹木を選び、色とりどりの花が、それぞれの季節に咲き、季節ごとにちがった趣がでるよう配慮しています。
1)樹木の配置は、密な部分と薄い部分をつくる。
2)常緑樹と落葉樹をおりまぜて植栽。
3)高木と低木をくみあわせ、高さを出す。
4)わざと日陰になりやすい部分をつくり、
庭の表情に奥行きをつける。
5)花の色はガーデン全体の配色(カラースキーム)
を考慮。
その結果、クイーンズのガーデンではたくさんの鳥や虫が日中も見られます。
芝生の上をとことこ歩く白と黒のセキレイなどは毎日ほとんど一日中みられますし、モズやヒヨドリ、まだ名前のわからない野鳥もよくやってきます。
また春には蝶、夏にはトンボやバッタも見られます。
こどもたちが庭で虫取りをしたり、大人がゆっくりバードウォッチングしていたりと、「ゆったりした大切な時間」がガーデンには流れています。
花の配色法(カラースキーム)
東の門を「赤」ではじめ、時計回りに東南に「ピンク」、南に「オレンジ」、西に「黄」、北に「白」、東北に
「白と黄」のグラデーションに近い色でガーデンをひとめぐりするようにしています。
花木の配置
東の門付近に「春の花木」、南に「夏の花木」、西に「秋」、北はさびしい「冬」をイメージしながら、植栽しています。
建物の玄関がある東北のアプローチ付近は「早春」のエリアとなっていて、ガーデンのどこよりも早く、
まだ2月のうちから梅や水仙が咲き始めます。
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